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(お店のメルマガから転載)

メルマガ会員の皆様こんばんわ。フェアリー日曜日の午後のメルマガ配信のお時間でございます♪
さて・・・本日のメルマガは本題に入る前に、ちょっとわたくしの与太話でもお聞きくださいませ。
実は昨日、わたくし仕事が終わった後、軽く食事をしようと思い、その際に清涼飲料水(ビール)も中ジョッキで2杯ほどたしなみ、天狗舞を1合飲んだのですが、お会計をして外に出た後、「そうだな、もうちょっと飲みたいな・・・」と感じましたので、自然に足はゴールデン街の方に向かって伸びていました。

ゴールデン街に到着し、お腹はいっぱいだったので馴染みのバーのドアを開けました。
いつもの様にカイピリーニャを注文し、ゆっくり飲みながら「この後、歌舞伎町のマッサージ屋に行って、腰のマッサージを受けようか、それとも明日に備えて寝てしまおうか?!」なんて考えながら、飲んでいたら1杯目のグラスが空になりました。
じゃあもう1杯飲むか、お代わりにしようか、それとも別の酒にしようか・・・と考えていたら、バーテンダーがわたくしにある酒を奨めてきました。
その酒はダークラムの銘品と言われている、例の“レジェンド・オブ・キューバンラム”だったのです。

わたくし何かの記事でしか読んだ事がなく、実際に目にするのは初めてでした。ただわたくしラムが好きなのですが、ホワイトラムしか好みません。 ダークラムのカラメルっぽい風味がダメで、まったく美味しく感じないからでございます。
わたくしダークラムってプランターズ・パンチの様なカクテルの一部として使うか、あるいはプリンのカラメルの部分に風味つけに使用する程度の使い方なら好みますけど、ダークラムをストレートで・・・とか、そういう飲み方はまったくダメです。

理由は例のシェリー樽の甘ったるい香りと、その砂糖水飲んでるみたいな甘さがダメだからです。
しかし昨日はその“幻のラム”とか言われちゃっている(苦笑)ラムを、やたらとバーテンダーが奨めてくるんですよね。困ったものです。
しかもワンショット3000円!!“高”杉作J太郎ですよ。

自分の顔(´(ェ)`;)と雰囲気を見れば、そんなにダークラムに興味持ってないのが、分かるはずなのに・・・
だいたい幻のラムなんて言われている割には、どこの酒類の通販ショップでも普通に売られているじゃないですか(笑)
絶対にゴールデン街じゃ頼む客いないから、わたくしにおっつけようとしていたとしか思えません。

ここで、わたくし昔のほろ苦い思い出が・・・・・もう10年近く前の事ですが、フランスからパリの三ツ星シェフ“ピエール・ガニェール”が来日して、青山の以前のピエール・ガニェールで直接料理をして客に料理をふるまう・・・という企画があった際に、わたくしあまり興味がないのにも関わらず、友人に誘われて付いていった事があります。
ピエール・ガニェールが振舞うったって、お金は払うわけですから、名前しか聞いたことない三ツ星シェフの料理に、特段ありがたがる必要性は全くないわけです。
友人に誘われて付いていったって、お支払いは割り勘なわけですから。
まぁそれで肝心な料理ですけど、奇抜なデザインや意匠の皿ばかり出てきて、わたくし・・・ちっともお腹がいっぱいになりませんでした(苦笑) お会計はたしか一人4万6千円前後だったような。

高っ!!まぁ事前に金額は分かっていましたけれど。

まぁ話のネタにはなりました。ピエール・ガニェールが190センチ近い大男で、しかも俳優みたいなハンサムな髭面のオッサンだった事が分かった事と、我々男性二人のテーブルに直接皿を運んできた際に、男性二人組の自分たちを見て、怪訝そうな表情を浮かべていたこと(フランスではグラン・メゾンに正装して男性二人だけで食事をしている人がいれば、それはゲイを意味します)が可笑しかった位の事です。

そんな昔の事を思い出しながら、「多分このワンショットを注文したら、同じ様な思いをするんだろうなぁ~」と思いつつ、「ま、話のタネに一度は飲んでみるか・・・」と結局その酒を注文しました。

ラムなのに何故かブランデーグラスに注がれて出てきましたよ。まぁこの古酒のアロマを引き立たせるならブランデーグラスでしょうね。
しかしねぇ~ラムって本来、ロックグラスにぶっかき氷を入れて、そこへドバドバ注いで、ライムをたっぷり絞ってグイ!とやるのが美味しい飲み方じゃないでしょうか?!少なくともわたくしはそうです。

その高い、お高い“幻のラム(笑)”ですが、たしかにグラスを揺すらずとも、注いだだけで、すごいアロマです。軽くグラスを回すとさらにアロマは引き立ちます。
飲んでみると・・・アルコールは完全にこなれていて、非常にまろやかです。
しかし・・・・・上にも書いたようにダークラムの古酒ですから、まるでメープルシロップを水で薄めて飲んでいるかのように、甘すぎです(;´Д`)

全くわたくしの舌に合いません。美味しいことにはたしかに非常に美味しいです。
しかしこの程度の味なら、過去に飲んだダークラムの銘品(そんなに高くありませんよ)の中にありましたよ。

漫画「グラップラー刃牙」の中の、刃牙がアメリカの刑務所に入る話の中に、アンチェイン・オリバがロマネ・コンティのボトルを前にして・・・・・

「この葡萄を醗酵させた液体のどこに―――――」
「10ドルで売られる手頃なワインの10000倍もの価値がある」
「ウマさはせいぜいが19倍」
「喜びもせいぜいが22倍」

と愚痴るシーンがありましたが、わたくしその時まったくオリバと同じ気持ちでした。
「幻のラムだか、なんだか知らないけど、このワンショットのどこに3000円もの価値があるの?」と、ワンショットなんて、グイっ!と口に放り込んだら、たったの一口分ですよ(´(ェ)`)

本日夜の部に出勤の当店のセラピスト“佐々木りおんちゃん”みたいに2,3ヶ月に1回くらいしか出勤しないセラピストさんの方が、よっぽど幻だと思うのですが(笑)
「ウマさは、せいぜい普通のダークラムの2倍程度 喜びはまぁダークラム好まないから置いといて・・・お値段は5倍!!」

まぁ、わたくし何かの折にレジェンド・オブ・キューバンラムの話題が出たら、人に「それ飲んだことありますよ」と言える、ってだけの体験をワンショット3000円で得た・・・ということですね。チャン!チャン!!(´(ェ)`)

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